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Arca

—September.11.2014 23:00:52

Arca_Photocredit_Arca03

Profile

アルカ(ARCA)ことアレハンドロ・ゲルシ(Alejandro Ghersi)はベネズエラ出身の24歳。現在はロンドン在住。2012年にNYのレーベルUNOよりリリースされた『Baron Libre』,『Stretch 1』と『Stretch 2』のEP三部作、2013年に自主リリースされたミックステープ『&&&&&』(https://soundcloud.com/arca1000000/uenqifjr3yua)は、世界中で話題となる。2013年、カニエ・ウェストの『イールズ』に5曲参加(プロデュース:4曲/ プログラミング:1曲)。またアルカのヴィジュアル面は全てヴィジュアル・コラボレーターのジェシー・カンダによるもので、2013年、MoMA現代美術館でのアルカの『&&&&&』を映像化した作品上映は大きな話題を呼んだ。FKAツイッグスのプロデューサーとしても名高く、『EP2』(2013年)、デビュー・アルバム『LP1』(2014年)をプロデュース、またそのヴィジュアルをジェシー・カンダが担当した。2014年、契約争奪戦の上MUTEと契約し、10月デビュー・アルバム『ゼン』 (“Xen”)をリリース。ビョークのアルバム『Vulnicura』(2015年)に共同プロデューサー、共作者として全8曲に参加、その後ワールド・ツアーのメンバーとして参加した。2015年11月、2ndアルバム『ミュータント』リリース。

■プレスリリース訳
2014年にリリースされた前作の『Xen』が内省的なものだったのに対し、『Mutant』は外部に発せられる大胆な作品となっている。彼の人生にとって大切な人物たちに彩られ、そして捧げられたものであり、この『Mutant』は愛するもの:友人や家族、知人等から受けてきた影響によって絶え間無く繰り返される変異(mutation)が描かれている。アルカは彼らに向けて姿形を変えるが、それは彼ら自身の影響によるものだ。前作と今作ともに変幻自在に形を変える人格(設定)であるが、『Xen』が彼女(her=彼女。アルカはXenの事をそう呼ぶ)の世界の中に私たちを誘う(いざなう)ものだったのに対し、『Mutant』は外の世界にいる私たちに会うために自ら出てきた作品と言える。このアルバムは、清々しい優しさを伴った様々な種類の官能性を讃えながら、無償の愛を示唆するものである。ジェシー・カンダによるオーガニックなジャケットも、『Xen』では覆い隠された部分が光り輝いており、それも上記のことを反映しての事である。

アルカ自身の言葉を借りると「『Mutant』は”官能”や”衝動”に関する作品で、いわゆる”厳格さ”からは一切離れたもの。優しさというのは凶器と一緒で、時にはそれが自らの心を傷つけることがある。」この作品の中に登場するMutation(突然変異)の数々の感覚は、”アイデンティティを自在に変容できる柔軟性”と言える:開放的でそのトランスフォーメーションを内包すること、それらと調和している感じなのである。プライドというものは不格好で世間知らず、歪んでいて傷つきやすい:特徴としてしばしば不快で嫌われることがある。
アルカの作品に躍動感をもたらしているテーマ – 緊張感、両極性、遊び心、エロティシズムそれに自己変容能力 – それらはさらに新しく、もっと微妙な陰影をつけた方向へ光を当てて来ている。親密さと混沌、それらの間を絶え間なく動く様が楽しめる。

タイトルトラックは擦り傷から悟りまで、といったずいぶんと離れたものの間を埋めるような楽曲で、獰猛な攻撃から湯気のような捉えられないものまで姿形を変えていくのだが、その感じが予測不能極まりない。その作品のビデオは、アルカ自身が即興で行ったダンスを一発撮りしたものとなっている。添付の自撮りアーティスト写真も以前のものと比べ生々しい。「Anger」は祝祭的でカーニヴァルライクなものとなっているが、「Faggot」のラストは、『Xen』の表題曲のリズムを彷彿とさせるものとなっている。「Umbilical」のサウンドは、”誕生”を暗示するようなタイトルと相まって、シンプルなデジタル音が響き渡る。「Enveloped」は圧倒的で要注意な作品であるが、抑制を和らげるもので、サウンドは開放的な感覚もあり、曲の後半で一定のリズムからエフェクトの効いたストリングスを伴ったものになっている。「Vanity」、 「Snakes」それに 「Soichiro」はパーソナルで親しみの持てる亜熱帯的サウンドである。唯一、このアルバムを通して一貫している事は、聴くものが座っていられなくなる、という事だ。曲が始まると蕾が次々と開き、沢山の深紅や鮮やかな青の花びらが咲く。アルバムという大地にはデイープなベースが深く根を張り巡らし、それぞれの生命体と繋がっている。

『Mutant』を正確に捉え切るのは難しい;視点を合わせるまでもなく、一瞬で視界の端から消えて無くなるもののようだ。

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