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Avi Buffalo

—July.9.2014 17:43:35

Avi Buffalo

Profile

胸を締め付けられるようなメロディー、ハイ・トーン・ヴォイス、バッファロー・スプリングフィールドにルーツを持つ西海岸特有のメランコリア。世界を驚かせた10代でリリースしたデビュー・アルバムから4年、カルフォルニア州ロングビーチ出身の天才ソング・ライター、アヴィ率いるアヴィ・バッファロー、セカンド・アルバムをリリース。

「クラシックに聞こえがちなメロディが今の感覚として捉えられ、時代にマッチし尚且つエヴァーグリーンと言えるアルバムの登場である」
—プレス・リリースより

■プレスリリース 訳
若くして成功した者達にとって、”その次”のステップの大変さは推して知るべしと言えるが、Avi Buffaloに関しても2010年、ファーストアルバムの大成功が故にそのクリアすべきバーがひと際高かったのはいうまでもない。でもファンやご家族、その他皆々様ご心配なく、このセカンドアルバムには、傍目からもその”二作目”のジンクスとなるようなものはまったく見当たらない。この「At Best Cuckold」と名付けられた作品は、9月にSub Popよりリリースされる。実際、このカリフォルニア、ロングビーチのチームは年月とともにすごく成長している。

そう、年月。その大半は、ファースト・アルバムが大ヒットの最中、以下のような事である:ミリカン高校の同級生たちがその年代相応の事柄に熱中していた頃、Avi Buffaloのメンバーは、NMEやThe AV Club、Pitchfork、それにthe BBCなど、大西洋を挟んだ誰でも知っているような名だたるメディアに評価を受けるような傑作アルバムを制作中であった。また、彼らは他の学生たちと同様、高校卒業をヨーロッパで祝ったのだが、それはルーブルやバッキンガム宮殿訪問というコースの代わりに、レディングやリーズ、グラストンベリー、Pavement主催マインヘッドでのAll Tomorrow’s Parties等への出演であった。

それで、Avi Buffaloというのは、彼?それとも彼ら?(ソロ・プロジェクトそれともバンド?の意)。その最終的な答えは「ハイ(両方)」である、というのはリーダーのアヴィグダー・ザーナー・アイゼンバーグが彼のニックネーム、幼少時代、友達からAviのスパイシー・チキン・ウィング好きが興じて命名されたもの、をこの毛並みの揃った彼らに付けたのである。いかにもスタジオではソロプロジェクト、ステージではバンド、みたいな名前ではあるが。彼自身スタジオに一人で入るような事はなく、逆に屈強な仲間たちが、長年付き合いのあるSheridan Riley含め、楽曲の録音に協力している。しかしながら全ての曲の始まりと終わりは全てAviが手がけ、一年にも渡るデビューアルバムのツアーの終了後、彼は早くも次作に取りかかる事を決めたのである。

ニューアルバムの制作は実に3年の月日を費やす事になった。それは他のアーティスト達と同様である。10代から20代になる際、年相応の付き合いの変化というタイミングで、Aviは変わらず音楽を奏で(使う楽器は取っ替え引っ替えしたのかもしれないが)、一緒に友人何人かのプロデュースやコラボをしたり(Kevin Litrowの N.O.W. projectやDouglas James SweeneyのArjuna Genomeなど)、DJまではじめたりしていた。新曲もまた書いており、そろそろ2013年というタイミングでその作品を纏めはじめ、その素材を持ってその年の元日にスタジオに入る事になった。

二週間後、アルバムのベージックを、Tiny Telephoneというアナログ機材のあるサンフランシスコの、John Vanderslice所有のスタジオで録音した。実際のエンジニアはThe Dodos、Deerhoof,やSleater-Kinneyを録ったJay Pellicciであったが、彼はたまたま(隣のスタジオで)デヴィッド・ボウイ・トリビュートの「ダイアモンド・ドッグ」を録音していたJohnに頼まれて、ギターで参加するというチャンスに巡り会う事が出来た。言うまでもなく、そのスタジオはAvi絶賛である。

Tiny Telephoneでのクリーンでタイトなレコーディングによって、完璧な土台が作られ、それからはAviによるアナログ、デジタル双方のオーヴァーダブで次第に肉付けがされていった。また次の年までかかってその作業は完成したのだが、それまで南カリフォルニア中の様々な場所を点々とすることになった。(「オーヴァーダブに関しては常に楽しくやってたね。」「もしかしたら、好きな楽器は?と聞かれたら『オーヴァーダヴ』って答えてたかも」とAvi)結局、ブルックリンのRare Book Room studioでNicolas Vernhesによりミックスされ完成。洗練されたポップで、独特ながら聞き心地がよく、脳内に残るような印象的な作品に仕上がった。クラシックに聞こえがちなメロディが今の感覚として捉えられ、時代に合っている一方でエヴァーグリーンと言えるアルバムの登場である。見事なアレンジのピアノ、サックス、クラリネット、フレンチホルン、それにコルネットに至るまで豪華なオーケストラポップのキラメキが高らかに流れて行く。

“So What”で、アルバムは落ち着いた感じの歌いやすそうないい雰囲気でスタートするが、実は陽気な“Memories of You”まで、Aviのトレードマークであるファルセットは登場しない。このAt Best Cuckoldはポップ溢れる作品であるが、またムーディでもあり“Two Cherished Understandings” や “Oxygen Tank.”のような慎ましく美しい作品も控えている。

「僕はこのアルバムのバラード的な側面がホント気に入ってるんだ。バラードへの僕からの一種のトリビュートだね。」と語るAvi。「前作のアルバムの時、あるインタビューで僕は次作で使用する予定のものを語ってたんだけど、それはメジャーゼヴン・コードを使うだろう、って。僕にとっては断言にも近い感じで。で、結果そうなったんだけどね。」

歌詞的には、今作には(若さ故の)不安定な感情の数々が見受けられる。Aviを取り巻く世界、それを彼自身はうまく観察していて、“人生に関して、周りと自分との関係をうまくやろうとして、前を向き続け、自分を通り過ぎる全てのものから学ぼうとする”と書いてたり、絶望(“僕らはお互いよく知ってると思ってた/いつも通り間違ってたけど”)、それに不安(“誰かが僕に混乱してるんじゃないかと言った/そして僕の頭は罪のことで一杯になった”)など、しかしながら全てはなんだかんだ言って最後はオーケーになるよ、といったもの、それも”周りにもう何もない”に近く全てのことがダメになって行くような時でさえも、そう言っていたりする。何にしろ、Aviの熱っぽい表現は、その圧倒的なオプティミズムが源泉となっている。

23歳という熟した年齢で、Avi Buffaloは(再び)世界を穫ろうとしている、この数年間で培ったあらゆる”経験”という武器で。そして前作同様、今作も間違いなく記念すべき一枚となるであろう。

■バイオグラフィー
カルフォルニア州ロング・ビーチ出身。元スケーターのリーダー、アヴィグダ・ザーナー・アイゼンバーグを中心としたバンド。デビューのきっかけは、エリオット・スミスと活動を共にしてきたアーロン・エングリーが彼らのライヴを観て一目ぼれし、シングル”What’s in it for”をすぐさまレコーディングし、それが反響を呼びSub Popと契約に至った。19歳の時にリリースしたデビュー・アルバム『アヴィ・バッファロー』(2010年)はピッチフォーク, NME等で大絶賛され、グラストンベリーなど世界中のフェスにも出演した。

■ディスコグラフィー
1st Album 『アヴィ・バッファロー』 (2010年) PCDT-15
2nd Album 『アット・ベスト・カッコウルド』(2014年) TRCP-170

http://www.avibuffalomusic.com/
https://www.subpop.com/artists/avi_buffalo


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