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TOYOMU

—June.10.2016 13:46:52

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Profile

「21世紀のデジタル・エイジにおいて、エレクトロニック・ミュージックは、ますます多様化し、加速的な広がりを見せている。OPN、ARCA、あるいはハクサン・クロークといった新世代がこの日本でも脚光を浴びるなか、TOYOMUは、喜ばしい衝撃だ。彼が大胆不敵にもカニエ・ウエストの新作のパロディをネットで発表したとき、世界中のリスナーが彼の音楽を面白がり、楽しんだことは記憶に新しいが、このことはTOYOMU作品の茶目っ気あるエレクトロニック・ミュージックの質の高さを証明したと言える。そして、彼の公式デビューEP『ZEKKEI』を聴けば、さらに多くの人が京都で暮らす20代半ばの青年の音楽に惚れ惚れするだろう。TOYOMUはtofubeatsと同じ世代で、彼と同じようにヒップホップに触発されて創作活動をはじめているが、しかしTOYOMUの楽曲からは、いうなればレイ・ハラカミ的な叙情、ないしはコーネリアス的な遊び心とファンタジーさえも感じる。大袈裟に言っているのではない。本当にそのぐらい、『ZEKKEI』は、わくわくする作品なのだ」 ——— 野田努(ele-king)

◼︎プレス・リリース
TOYOMUを紹介するのには、まずここから始めるべきであろう。
「サンプリングの一番おもしろいところを突き詰めることができたけど、率直にいえば悪ふざけの極みだった」という、カニエ・ウェストの新作を妄想で作り上げたことから。

カニエ・ウェストの新作『The Life of Pablo』が日本では聞くことができなかった今年3月、「聴けないんだったらいっそのこと自分で作ってしまおう」と、わずか4日間でカニエ・ウェストの新作を妄想で作り上げ、その作品『印象III : なんとなく、パブロ (Imagining “The Life of Pablo”)』を自身のサイトにアップしたところ、Billboard, BBC Radio, Pitchfork, The Fader , FACT等、一気に海外の有力メディアが飛びつき、その発想の斬新さのみならず作品内容が高く評価された。朝起きたらびっくり、いきなり世界中で騒がれていた、というところだ。

そして彼が次に向かったのは、全曲オリジナルで構成された作品を発売することだった。それが本作である。サンプリングとシンセサイザーの融合のあくなき挑戦をかかげ、サンプリングの元ネタは自ら作ったサウンドと自然音に限定、暑くて有名な京都の夏、「人が作っていない作品を作ろう」とサウンドの冒険に黙々と没頭した。今回新たに活躍したのが、自宅で埃をかぶっていた90年代のシンセサイザーYAMAHA CS1xとカセットテープ。前世紀に活躍したこれらを現代に持ち込むことによって化学反応がおこり、普段あるものの境界性を超えた彼オリジナルのサウンドが生まれたのだった。また、自然音を使ったサンプリングは、「Social Grooming Service」で行った。猿が生息する地元の山にてフィールド・レコーディングを実施、その素材を活かしつつも大胆に加工してサンプリング・ネタにしたこの曲では、まさしく彼が今まで培ってきた卓越したヒップホップ・スキルが堪能できる。

本作はあらかじめ決められた特定のテーマはなく、あくまで無意識の感情に従って制作が進められていった。そして暑い夏が終わろうとした頃、完成間際の作品を眺め、「枠からはみ出るほどカオスでいっぱいの箱庭のよう」と感じたのだった。その無意識の感情は、生まれ育った京都の、都市を囲む山々や川を、古都や近代建築を、路地裏や喧騒を、伝統・現在・未来を駆け巡って、「一見ベクトルの全く違う様々なものが存在するカオスの中で、それぞれが反応してギリギリにアンサンブルとして成立している様を快感として捉えていた」のだ。本作完成後、この夏の旅を振り返った彼は、タイトルを『ZEKKEI』(絶景)と名付けた。

◼︎バイオグラフィー
1990年、京都生まれ。
聴けないならいっそのこと自分で作ってしまおう。カニエ・ウェストの新作を日本では聴くことができなかった2016年3月、わずか4日間でカニエ・ウェストの新作を妄想で作り上げた。その作品『印象III :なんとなく、パブロ(imaging”The Life of Pablo”)』を自身のサイトにアップしたところ、世界中の有力力メディアが飛びつき、その発想の斬新さのみならず作品内容が高く評価された。
2016年11月23日、デビューEP『ZEKKEI』をリリース。自身が生まれ育った京都に感化された作品となった。2017年、デビュー・アルバムをリリース予定。自身のイヴェント/コレクティブ、Quantizer Kyoto主宰。

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