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- ウェルカム/Welcome PLAY
- ソー・グッド・トゥデイ/So Good Today PLAY PV
- ゲット・シリィ/Get Silly PLAY
- ゲット・クローサー/Get Closer(リードトラック) PLAY
- ブライト・フューチャー/Bright Future
- ナッシング・エルス/Nothing Else
- ゴッタ・キープ・オン/Gotta Keep On
- テイクン・アウェイ・フロム/Taken Away From
- グレイ・スカイズ/Grey Skies
- ストップ・ホワット・ユーアー・ドゥーイング/Stop What Youユre Doing
- ダンス・ウィズ・ミー/Dance With Me
- ハング・アラウンド/Hang Around PLAY
- プッシャーマン/Pusherman
- イン・アウト/In/Out
- ビューティー/Beauty
- アイ・ウォント・トゥ・ビー・アラウンド・ユー/I want to be around you
- ソー・グッド・トゥデイ(リミックス)/So Good Today(Yorube Soul Remix)
"Welcome To The Best Years Of Your Life"
『ウェルカム・トゥ・ザ・ベスト・イヤーズ・オブ・ユア・ライフ』通常盤(TRCP-2) ¥2,520(with tax)
日本盤ボーナス・トラック2曲収録/CDエクストラ(「ハング・アラウンド」PV収録
ベン・ウェストビーチと彼の音楽の意図は人を喜ばせること
「つまり、こういうこと。僕はベン・ウェストビーチで、僕は音楽が好き。でも、食べるのも好きなんだ」 ベン・ウェストビーチの笑えるくらいクセになる、「泡のように軽い」デビュー・シングル「So Good Today」を聞いた人なら、すでにこのブリストルに拠点を置くヴォーカリスト/プロデューサーを本格的な官能主義者(好色家?)としてマークしているだろう。 ハチミツのような甘いヴォーカル、針の如く尖ったグルーヴ、軽快なドラムそしてキャッチーなメロディ。 これほどまでに崇高なほど高揚感溢れる曲は、道楽をある程度知ってなければ書けないだろう。
リオの霧掛かった山々の上を漂う早朝のサンバのごとく軽快であり、ブリストルのベンの家の横を流れるエイヴォン川のように滑らかな『ウェルカム・トゥ・ザ・ベスト・イヤーズ・オブ・ユア・ライフ』で、歌い手はヴェルヴェットのようなしなやかな声をしたヴォーカリストの役を粋に演じ、鋭い視線のビート(決して仰々しくなく、見え透いてない)そ官能と道楽(愛、情欲、酒、パーティ、踊り、音楽等、つまり生きること)で溢れた歌詞と融合させている。快楽主義の極みである。
この作品は、そのお気楽な魅力でうねり、揺れ、倒されても直ぐに立たせてくれるため、自分がだるまになったような気にさせられる。昔ながらのスウィング風の「Stop What You’re Doing」があり、あからさまにセクシーな「In/Out」があり、Patife/XRS風ドラムンベース・トラックの「Get Closer」がある。フォーク、ソウル、ヒップホップ、ジャズ、ラテンとあらゆる要素を含んでいる。唯一ベンが酔いしれないものがあるならそれは昔ながらのソウル・ボーイ風の哀愁を誘う言い回しである。
「「So Good Today」を書いた日のことを覚えているよ。」と彼は語る。「曇っていて、僕も鬱いでいたんだ。当時の自分の状況に凄く不満を感じていた。おそらくあれだけ長い間失業手当を受けていたことに滅入ってしまっていたんだ。生きていくことが辛いと感じた。そんな状況にも関わらず僕は常に元気にさせられる音楽を作りたいと思ってきた」 インストの「Grey Skies」のような暗いタイトルの曲でさえも、悲しげというよりも感動的である。また、その懐かしい旋律と脈打つビートの「Taken Away From」も悲しいというよりも官能的だ。アップビートのジャムと、ベンの多彩で滑らかで甘美な声を繋げ合わせると、つまりジャミロクワイとオマーが、ジュスティン・ティンバーレイクとディアンジェロとハーモニーを奏でているのを想像してみると近いだろう。 チーズなしのヒップホップ? 現代的なエッジの効いたクラシック・ソウル?快楽主義の美食家からの新鮮な風? どう解釈していただいてもかまわない。ベン・ウェストビーチと彼の音楽の意図は人を喜ばせることなのだ。
Word: Paul Sulliva
