マーク・スチュワート(ex.ザ・ポップ・グループ)の歴史的デビュー作が、 新たに発掘された10曲の未発表曲を加えた決定版として1/25に再発!

—December.4.2018 01:00:04

Amazon Apple Music/iTunes Spotify Tower Records HMV smartURL

MarkStewart_MehmetSander_LibertyCity
Mark Stewart_PhotoCredit_Beezer_Low

本作はマーク・スチュワート&マフィアの歴史における最重要作品であり、マッシヴ・アタック、ワイルド・バンチ、トリッキーといったブリストル・サウンドを作ったイノヴェーターたちの指標となり、また後にトレント・レズナーやナイン・インチ・ネイルズにまでその影響を広げた作品である。80年代から現在に至るまで 本作は異形で強烈な一撃を伴った傑作である。— プレス・リリースより 

今回発表される未発表曲の数々『The Lost Tapes』によって紐解かれるのは、当時スチュワートとシャーウッドが一緒になって作業を行うことによって生まれていったこのアルバムの初期のアイデアと知られざるストーリーである。— プレス・リリースより 

ザ・ポップ・グループの中心メンバーとして活躍し、その後ソロ・アーティストとして活躍したポスト・パンクを代表するアーティスト、マーク・スチュワートのデビュー・アルバム『ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス』(1983年)が、新たに発掘された10曲の未発表曲集を加えた2枚組として2019年1月25日に発売される。その衝撃のデビュー・アルバムのリイシューに先駆けて、収録曲「Liberty City」のオフィシャル・ビデオが公開された。暴力的なまでの音楽スタイルを持つスチュワートと、アバンギャルドな振付師として有名なマーメット・サンダーによる振り付けが見事なまでに一体化した映像は、長年に渡ってお互いを認め合うこの破天荒な2人によるゲリラ・スタイルな完璧なコラボレーションなのである。

◼︎「Liberty City」

インダストリアル・ダブの名曲「Liberty City」は本作『ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス』の中でもハイライトの一つに数えられる作品で、類い稀な身体能力を持つダンス・チームにより、このトラックの肝となるフィジカル的要素が見事に映像化されている。

今回のこの映像やコラボレーションをきっかけにして生まれる”相互作用”を語る際、マーク・スチュワートが心がけたのは、限界を超えて挑もうという2人の間での共通認識であった。またそのクリエイティヴな使命感は、哲学者で社会理論家でもあるミシェル・フーコーに大いに影響を受けたものだった。「マーメット・サンダーは”身体を動かす”という概念を再定義するという部分で最高のコラボレーターだったんだ。その点に関して僕らは身体的、音響的制限を一切取り払って最後の最後まで突き進もうと決めていたんだ。たとえ僕らがその限界点をはるかに超えたところまで行ってしまったとしても、ね。昔のダンスの本なんかに書かれているのは”全ての動作は型を通して作られる”っていうんだけど、フーコーが指摘したものはその主題そのものが、実は私たちの「監獄の群島」、つまり自分たち自身で自らをがんじがらめにしていってるということだったんだ。この規律や厳罰主義、ネガティヴな空気が漂うこの時代においてまさしくその通りだと思った次第さ」。

◼︎「Paranoia」

マーク・スチュワートは この未発表曲からなる『The Lost Tapes』を一つのドキュメント、今となってはこの作業が最高に意義を持ったものになったと捉えている。「それは、マスウェル・ヒルに住む人々、フランス人の海賊たち、それにスピリチャル考古学に凝ったオランダ人精神科医の話なんかと同じく一筋縄ではいかないもので、そんな禁断の歴史のようなものを掘り起こしていくのは本当の意味で冒険だった」。また本作の制作に共に携わったエイドリアン・シャーウッド曰く「ここでわかるのは、マークと僕が中心となって命を擦り減らし心血を注いで行った 20 時間にも及ぶCrassのスタジオでの常軌を逸した作業から生み出したアルバムの曲たち、今回新たに発掘されたザ・ロスト・テープスはそのオリジナル曲の元となったそのプリミティヴな曲なんだ」

1980年、マーク・スチュワートはNY滞在中に初期ヒップホップシーンに出会った。市内中心部の建設現場の喧騒とともに、このNYでス強烈な印象をもたらしたものが、初期ヒップホップのカット・アンド・ペイスト技術を間近に見たことで、これにひらめきを受けて彼の次なるプロジェクトが始まった。

そのコンセプトの実現に向けて、マーク・スチュワートとダブサウンドのパイオニアであるエイドリアン・シャーウッドは、コアなレゲエ・ミュージシャン連中に加え有名ホーン奏者でかの有名なアルファ・ボーイズ・スクールの卒業生でもある“デッドリー”・ヘッドリー・バーネットやアフリカン・ヘッド・チャージの首謀者であるボンジョ・イヤビンギ・ノアなどを続々と呼び込んだ。彼らの他にもスチュワートは、ランキング・ドレッドのバックでドラムを叩いていたチャーリー・“エスキモー”・フォックスや古くからの英国レゲエバンドMergerのメンバーで、それ以前にも ザ・ポップ・グループ やP.I.L.でも演奏したことのあるEvar Wellingtonにも声をかけた。この他にも様々な悪友や関係者がスタジオを訪れて大きな派閥となったのだが、そこにはGeorge Oban, Crucial Tony, Desmond ‘Fatfingers’ Coke や John ‘Waddy’ Waddington ( ザ・ポップ・グループ )などの名前も加わり、彼らを総称して“ザ・マフィア”マーク・スチュワートと命名された。この作品はその後長年の制作パートナーとなるエイドリアン・シャーウッドとの初コラボレーションで、まさに間違いのない作品となった。
MarkStewart_LearningToCopeWithCowardice_Low
スチュワートのNY滞在中に作ったアルバム素材には、Kiss FMのKOOL DJ Red Alertによる放送音声が挿入されたり、膨大で終わりのない無謀とも言える音源の量があり、制作に大混乱をきたしていた。また制作途上のカオス以上に、スチュワートは、様々なテーマ、疎外感、疑念、力、政治的レジスタンスなどと格闘し、果てしないミックス作業を施しながらも攻撃的で気まぐれな気質を一切崩すことはなかった。雷のような冒頭の音像から混沌と都会的な光が見えてくる「Liberty City」から素晴らしい壊れっぷりを見せる「Jerusalem」(ウィリアム・ブレイクのポエム傑出した演出)まで、本作は現在のディストピアに向けた縦横無尽なサウンドシステムが放つ音楽的爆発であり、当時からいまも存在し生き続ける楽曲群なのである。

スチュワートとシャーウッドがこのアルバムを制作した背景として、その当時の深刻な社会情勢や雇用問題によるプレッシャーやストレス、冷戦による不安や核兵器問題などによる恐怖などがあった。時代の空気に関するものの証として、このアルバムのレコーディングセッションはスチュワートとシャーウッドの指揮のもとアネルコ・パンクで一世を風靡したCrassのスタジオ、ザ・スタジオHQで行われたのだが、1980-81年当時、ブリストルやロンドン、英国の様々な地域で勃発していた暴動なども同時に起こっており制作に時折支障をきたすことがあった。

このアルバムから生じる混乱と言いようのない高揚感の中で、スチュワートとシャーウッドはこれらの煩雑さを象徴するものとして、この形のない絶えず変化を遂げる音楽を作りながら、マーク・フィッシャー (ピンク・フロイド, U2、ザ・ローリング・ストーンズのステージ・デザイナー) に「この時代の精神を完璧に捉えている」と言わしめた。驚くべき先見的な感覚を維持しつつ、Muteの創始者ダニエル・ミラー曰く「スチュワートの作品としての特性が見て取れる」と、 この作品は過激なまでの荒々しさが今でも輝き続けるアルバムなのである。

今回の作品は、必死な努力を持って探し出された未発表音源が集められたアルバムである。今回発表される未発表曲の数々『The Lost Tapes』によって紐解かれるのは、当時スチュワートとシャーウッドが一緒になって作業を行うことによって生まれていったこのアルバムの初期のアイデアと知られざるストーリーである。

十二分に熟成された攻撃的な「Intro」とともに、この未発表曲集がちらりと垣間見せるのはスチュワートがもともとウィリアム・バローズを意識したプロジェクトを行なっていたことで、最近フランスで無印のテープから発見された作品「May I」においては、今まで聞いたことのようような起承転結など存在しない生々しく壮大なダブを聞くことができる。他にも「The Power of Paranoia」の別バージョンと言える 「Paranoia」や 、 これまた未発表曲の「The Weight」では飾り気のない歌詞でスチュワートが長年武器貿易の反対運動に参画してきたことの息吹 が 感じることができる。その他この楽曲集に収録された中で決定的なものとしては、「Conspiracy」がスチュワートとシャーウッドの最初のコラボ作品ということ、そして「Jerusalem [prototype]」がスチュワートによる定番アンセムの歴史的な最初のバージョンである。

本作は 、マーク・スチュワート&マフィアの歴史における最重要作品であり、後に証明されることになるがブリストル・サウンドを作ったイノヴェーターたち( マッシヴ・アタック、ワイルド・バンチ、トリッキー、スミス&マイティ)に対する指標となるプロジェクトで、トレント・レズナーやナイン・インチ・ネイルズまでその影響を広げた。当時の作品群が今回一気に集められて感じるのは、これはスチュワートによる最大の声明ではないか、と言うこと。80年代から現在に至るまで本作は異形で強烈な一撃を伴った傑作である。

◼︎商品概要
MarkStewart_LearningToCopeWithCowardice_Low
アーティスト:マーク・スチュワート&マフィア (Mark Stewart & The Mafia)
タイトル: ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス (Learning To Cope With Cowardice)
発売日:2019年1月25日(金)
品番:TRCP-237~238/ JAN: 4571260588486
定価:2,500円(税抜)*CD:2枚組
解説:小野島大

Tracklist
CD 1 / Learning To Cope With Cowardice
1. Learning To Cope With Cowardice
2. Liberty City
3. Blessed Are Those Who Struggle
4. None Dare Call It Conspiracy
5. Don’t You Ever Lay Down Your Arms
6. The Paranoia of Power
7. To Have The Vision
8. Jerusalem

CD 2 / The Lost Tapes
1. Intro
2. May I
3. Conspiracy
4. Jerusalem [prototype] 5. Paranoia
6. Liberty Dub
7. Vision
8. Cowardice Dub
9. High Ideals & Crazy Dub
10. The Weight

Amazon Apple Music/iTunes Spotify Tower Records HMV smartURL



ライバッハ、奇跡の北朝鮮ライヴから着想を得た新作を11/23に発売! MVを公開!

—November.20.2018 00:06:34

Amazon Apple Music/iTunes Spotify Tower Records HMV
x-default

「丘は生きている、音楽の調とともに 1000年も歌い継がれた歌とともに」
*名曲「サウンド・オブ・ミュージック」(作詞: オスカー・ハマースタイン2世 / 作曲: リチャード・ロジャース)の一節より

ライバッハは、ニュー・アルバム『サウンド・オブ・ミュージック』を11月23日に発売する。

『サウンド・オブ・ミュージック』のアイデアは、ライバッハが当時物議を醸した2015年に行ったあの北朝鮮でのライヴ・パフォーマンスから着想を得て制作されたものだ。平壌でのコンサートでは、1965年に公開されたある映画のサウンドトラックから数曲が披露されたのだが、ライバッハが演奏を決めたその映画とは、主に北朝鮮の学校において英語の授業で使用され、北朝鮮国民によく知られた名画『サウンド・オブ・ミュージック』であった。ライバッハにボリス・ベンコ(サイレンス)とマリーナ・メルテッセンがボーカルに加わり、ライバッハ流の「マイ・フェイヴァリット・シングス」や「エーデルワイス」「ドレミの歌」や「マリア」(=今回は「マリア/コリア」(歌詞「“How do you solve a problem like Maria / Korea?」)が今回アルバムに収録されている。

今作の大半がこの映画からの楽曲で占められるなか、伝統的な朝鮮民謡で非公式ではあるが南北朝鮮共通の国歌と称されている「アリラン」が彼らの解釈で演奏・録音され今回収録されている(そして今年、シンガポールで行われたドナルド・トランプ米国大統領とキム・ジョンウン北朝鮮最高指導者の会談の最中にこの楽曲が発表された)。他には、平壌にあるクン・ソン音楽学校の学生達が朝鮮の琴、カヤグム(伽耶琴)を演奏したオリジナル楽曲や朝鮮人民共和国議会文化交流担当のリュウ氏によるこのバンドへの歓迎スピーチなども収録されている。

Laibach_with_tailors_in_Pyongyang_Credit_Valnoir_High

またライバッハが北朝鮮で奇跡のコンサートを行うまでの悪戦苦闘の1週間を追ったドキュメンタリー映画『北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ』は、全国順次公開中だ。彼らが所属するMUTEレーベルの創始者ダニエル・ミラーも北朝鮮ツアーに同行し映画に出演している。
「ユーモラスで異形、示唆に富みながら時折現実を超えた社会主義の世界へどっぷりと入り込んでいく」— MOJO
映画公式HP http://kitachousen-rock.espace-sarou.com/

今作はスロヴェニアの首都であるリュブリャナと平壌で制作され、サイレンス(プリモシュ・フラドニックとボリス・ベンコによるデュオ)との2006年のアルバム「Volk」以来となる素晴らしいコラボレーションもこのアルバムの聴きどころの一つである。

◼︎商品概要
cover lp + cd
アーティスト:ライバッハ (Laibach)
タイトル: サウンド・オブ・ミュージック (The Sound of Music)
発売日:2018年11月23日(金)
品番:TRCI-66/ 定価:2,300円(税抜)/ JAN: 4571260588264
解説:村尾泰郎
*輸入国内盤仕様

Tracklist
1. The Sound of Music
2. Climb Ev’ry Mountain
3. Do-Re-Mi
4. Edelweiss
5. Favorite Things
6. Lonely Goatherd
7. Sixteen Going On Seventeen
8. So Long, Farewell
9. Maria / Korea
10. Arirang
11. The Sound of Gayageum
12. Welcome Speech

Amazon Apple Music/iTunes Spotify Tower Records HMV

今から35年以上前、当時ユーゴスラビアの工業の町トルボヴリェで結成して以来、ライバッハは今でも中央や東ヨーロッパ旧社会主義国出身としては、世界的に最も評価の高いバンドである。ユーゴスラビア建国の父チトーが亡くなったその年に結成され、ユーゴスラビアが自己崩壊へと舵を切るのと時を同じくしてその名を知られるようになる。ライバッハは聴くものを考えさせ、ダンスさせ、行動を呼びかける。

www.laibach.org www.mute.com



MUTEが契約した大型新人K Á R Y Y N (カーリーン)、新曲2曲を公開! 既にピッチフォークでベスト・ニュー・ミュージックを獲得するなど大注目の コンポーザー/ヴォーカリスト。

—November.13.2018 17:24:07

Apple Music/iTunes Spotify

KÁRYYN_Credit_DerekHutchison_Low

MUTEが新たに契約した大型新人、エレクトロニック・コンポーザー/ヴォーカリストのK Á R Y Y N (カーリーン)が、新曲2曲収録の『Quanta 11:11’』を発売した。

『Quanta 11:11』
「TODAY, I READ YOUR LIFE STORY 11:11」
「SEGMENT & THE LINE」

昨年発売したシングル「MOVING MASSES」がピッチフォークのベスト・ニュー・ミュージックを獲得するなど大きな注目を集めており、待望のデビュー・アルバムの発売は来春を予定している。

2011年11月、KÁRYYNは旅行で訪れたシリアのアレッポからアメリカに戻ったのだが、それは彼女の親戚二人が重篤な状態に陥ったのを見舞うためであった。その近しい親戚二人を天国へ見送ったことで精神的にも参ってしまった彼女は、自らの育った場所、LAを離れそれらの出来事を乗り越えるためにチェリー・ヴァレーというNYの一角に一人きりで住むことを決意する。そして、KÁRYYNは深く自省的な時期を経て今回のシングルの中にある渾身の一曲、「TODAY, I READ YOUR LIFE STORY 11:11」を録音、ここまでの7年間にもわたる自己発見の旅を音楽で表現するシリーズ、The Quanta Seriesの一作として来たる11月11日にリリースした。このシリーズの作品はこの一年以上にわたってリリースされており、そのトータル8曲は、家族間の思い出、悲しみ、愛情、それに量子力学や人間同士がお互いに及ぼす影響などをテーマとして取り上げている。今回の作品リリースによってこのQuanta Seriesは完結し、来たる翌年にはアルバムとしてのリリースを予定している。

「この曲が私の中から生まれたとき、それは文字通り一気に出来上がってしまったの」KÁRYYNはこの「TODAY, I READ YOUR LIFE STORY 11:11」が出来上がるそのプロセスを、唯一の光を探し出すために漆黒の闇に身を投じる様子になぞらえる。「一羽のカラスが、きらびやかな宝石を探し出すために深い森の中に飛び込んで行くみたいに、私は真実を探し出すため真っ暗闇の中に入っていかざるを得なかったの」このシングルはそのトーンを、Quantaシリーズ全体に通底している、ヒロインの自己発見の旅、トラウマの克服といったテーマと同じくする。二曲目の「SEGMENT & THE LINE」は一貫性の無さ、それに私達の行動によって起こる出来事、直面する現実問題をテーマとしている。

https://twitter.com/KARYYNmusic

https://www.facebook.com/karyyn1111/

https://www.instagram.com/karyyn_music/

www.mute.com



1 / 7512345...最後 »