Phew、伝説のソロ作『Our Likeness』(1992年)のリイシューが決定! Muteレーベルより2023年2月全世界発売!

—November.29.2022 00:45:40

昨年、Muteレーベルより全世界発売された最新アルバム『New Decade』は、英有力音楽誌『The Wire』の表紙を飾るなど、世界的に高い評価を集めているPhewは、1992年に発売された3rdアルバム『Our Likeness』のリイシューの詳細を発表した。

2023年2月17日にMuteレーベルより全世界発売される本作は、ヤキ・リーベツァイト(CAN)、クリスロ・ハース(D.A.F. 等)、アレクサンダー・ハッケ(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)、トーマス・スターン(クライム・アンド・ザ・シティー・ソリューション)といった豪華なアーティストが参加し、クラフトワーク、NEU!、D.A.F.、クラスター&イーノ等、数々の名盤を生み出した伝説のスタジオ、コニー・プランク・スタジオにて制作された。

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『Our Likeness』は、ケルンにある伝説のコニー・プランクのスタジオ(クラフトワーク、Neu!、D.A.F.、クラスター&イーノetc)に10年以上ぶりに戻ったPhewに、クリスロ・ハース(D.A.F. etc)がコラボレーションを申し入れたものだ。1981年にコニー・プランクがPhewのソロ・デビュー・アルバムのエンジニアリングを担当した際に、Phewと短い期間会ったことがあるクリスロ・ハースは、アレキサンダー・ハッケ(ギター/アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)、トーマス・スターン(ベース/クライム・アンド・ザ・シティー・ソリューション)を参加させるよう手配した。CANのドラマー、ヤキ・リーベツァイトもPhewと再会し、この新しい世代のドイツの実験音楽家たちとコラボレートしたこのアルバムは、2023年2月17日にリイシューされる。

Phewは、日本のポストパンクグループ、アーント・サリーのボーカリストとして注目を集め、その後、坂本龍一とソロ・シングルを発売している。CANのヤキ・リーベツァイトとホルガー・シューカイと共に録音し、コニー・プランクがエンジニアを務めた1981年のセルフタイトル・アルバムに続き、1987年には2ndソロ・アルバム『View』を発表している。

クリスロ・ハース(D.A.F. / Liaisons Dangereuses / Der Plan)は、本作の制作のために、PhewとMuteレーベルの創始者ダニエル・ミラーを引き合わせた。Phewは当時を振り返りながら次のようにコメントをしている。「1981年にコニーズ・スタジオでレコーディングしていたとき、若いドイツ人男性が訪ねてきて、しばらくスタジオに静かに座り、そして何も言わずに帰っていきました。彼の礼儀正しさは長く記憶に残り、今でも思い出すことができます。彼がD.A.F.のクリスロ・ハースであることを知ったのは、彼が来日したときでした。1980年代の終わりに彼が東京にやってきて、一緒に何かを作ろうということになり、数ヵ月後にコニーズ・スタジオでレコーディングをすることになりました。クリスロは参加したミュージシャン、アレックス・ハッケ、ヤキ・リーベツァイト、トーマス・スターンに連絡を取り、Muteにこのプロジェクトのことを伝え、『Our Likeness』がリリースされたのです。もし、クリスロがまだこの世にいたら、どんな音楽を作っていただろうかとよく考えます。それから24年後、ポーランドのフェスティバルでアレックス・ハッケと再会し、そこでhackedepicciottoと一緒に演奏することになったのです。そして今、私はDanielle de Picciottoと一緒に仕事をしています。まだまだこれからです!」

『New World』(2015年)から、最近では2021年の『New Decade』(Mute)、多数の完売カセット作、コンピレーション『Vertigo KO』(Disciples、2020年)、『Vertical Jamming』(Disciples vinyl edition、2022年)といったアルバムに収録されている彼女の最新フェーズでは、Phewの芸術的な声が一段と新しいかたちに凝縮され発信されている。

◉商品情報

アーティスト:Phew (Phew)
タイトル:アワ・ライクネス (Our Likeness)
発売日:2023年2月17日(金)
CD/ 品番:TRCP-303 / JAN: 4571260592209
定価:2,400円(税抜)/ 紙ジャケット仕様 / 解説付

Tracklist
1. The Last Song
2. Our Likeness
3. Being
4. Like Water And Water
5. Glitter Of Night
6. Spring
7. Smell
8. Depth Of The Forehead
9. Our Element
10. Expression
11. Ocean

参加アーティスト:Phew (ボーカル)、ヤキ・リーベツァイト(ドラム, パーカッション)、クリスロ・ハース(キーボード)、アレクサンダー・ハッケ(ギター) 、トーマス・スターン (ベース)
アートワークコンセプト:アレクサンダー・ハッケ

◉最新作『New Decade』(2021年)に関して
作品概要はこちら。 

海外プレス評
「エレクトロニック・ミュージックの中を神出鬼没に動き回り、そこで彼女が仕掛けた波動には、超越的なリズムとメッセージがある」- The Wire

「静かな呟きから陶酔の叫びまで」 – ELECTRONIC SOUND

◉ショート・プロフィール
伝説のアート・パンク・バンド、アーント・サリーの創設メンバーであり、1979年解散後はソロとして活動を続け、1980年に坂本龍一とのコラボレーション・シングルをリリース、1981年には、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイとヤキ・リーペツァイトと制作した1stソロ・アルバム『Phew』を発売。1992年、MUTEレーベルより発売された3rdアルバム『Our Likeness』は、再びコニー・プランクのスタジオにて、CANのヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレクサンダー・ハッケ、そしてDAFのクリスロ・ハースと制作された。2010年代に入り、声と電子音楽を組み合わせた作品を次々に発売し、エレクトロニック・アーティストとしても世界的評価を高めた。ピッチフォークは「日本のアンダーグラウンド・レジェンド」と評している。また、アナ・ダ・シルヴァ(レインコーツ)、山本精一(ex.ボアダムス)等とのコラボレーション作品も発売。2021年、最新ソロ・アルバム『ニュー・ディケイド』はTraffic/Muteより世界発売。2023年2月、伝説のソロ・アルバム『Our Likeness』(1992年)がTraffic/Muteよりリイシューされる。

https://linktr.ee/PhewPhew
https://linktr.ee/Traffic_Label
www.mute.com



イーノ展、閉幕しました!ありがとうございました!!!

—September.3.2022 22:00:05

弊社が企画制作・プロデュースで参加したBRIAN ENO AMBIENT KYOTOは、先ほど大盛況のうちに幕を閉じました。

開幕から3ヶ月、鴨川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、祇園囃子が響き、五山の送り火が再び点火され、その間、多くの方々にご来場頂きました。

お客様、ご関係者に心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました!!!



イーノ展:会期延長決定!イーノ新作を10/14に発売!先行S配信開始!

—July.28.2022 22:00:50

ブライアン・イーノによる展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」は、京都を舞台に6月3日(金)に幕を開け、主要3作品と世界初公開作品が一堂に会する大展覧会とあって、連日大盛況となっています。その賑わいを受けて、当初8月21日(日)に閉幕の予定だった会期を、2週間延長して9月3日(土)まで開催することにしました。

会期延長期間のチケットは、8月3日(水)正午12時よりオンラインにて販売が開始されます。

延長後の会期:2022.6.3(金) – 2022.9.3(土)

◉チケット購入サイトはこちら。

またこの度、ブライアン・イーノの22枚目のアルバム『FOREVERANDEVERNOMORE』(フォーエヴァーアンドエヴァ ーノーモア)が10月14日にリリースされることが発表されました。本作収録曲より先行シングル「There Were Bells」 の配信がスタートし、また同曲のパフォーマンス・ビデオが公開されました。

◉視聴・ご予約サイトはこちら。

◉Performance video 「There Were Bells」

今再びイーノの多岐にわたる活動に大きな注目が集まる中で発表された今作『FOREVERANDEVERNOMORE』は、ウエ スト・ロンドンにあるイーノのプライベート・スタジオでレコーディングされた10曲が収録され、2005年のアルバム 『Another Day On Earth』以来、イーノ自身がヴォーカルを担当した作品となっています。また、2021年8月に世界遺 産であるギリシャのアクロポリスで行われた、11年ぶりのライヴ・パフォーマンスのためにイーノが作曲した「There Were Bells」と「Garden of Stars」のスタジオ録音と、環境問題への取り組みを目的にロンドンのサーペンタイン・ギ ャラリーで開催中の展示会「BACK TO EARTH」のために制作したオーディオ・インスタレーション作品に含まれる 「Making Gardens Out of Silence」が収録されてます。なお、今作はドルビーアトモス音源での配信も決定していま す。

なお、先行シングル「There Were Bells」の配信がスタートしました。2021年8月に弟のロジャー・イーノと共にアクロ ポリスで行ったコンサートの映像を使用したパフォーマンス・ビデオも公開となりました。この曲は、現在の気候の非常 事態を意識させるもので、このテーマはアルバム全体を通して取り上げられています。コンサート当日のアテネは気温45 度にまで昇り、周辺部では山火事も発生した状況に、イーノは「我々はここ、西洋文明の発祥の地にいますが、おそらくそ の終わりを目撃していると思いました」とコメントを残しています。

今作について、イーノは下記のようにコメントしています。
「皆さんと同じように(どうやら世界のほとんどの政府を除いて)、私は狭まっていく不安定な未来について考え、この 音楽は、そのような考え、いえ、”感情”から生まれたものです。このような思いを共有する私たちは、世界が目まぐるしく 変化し、その大部分が永遠に消え去ろうとしていることを理解しています…だから、このアルバムのタイトルにしたのです。

このアルバムは、何を信じてどう行動すべきかを伝えるためのプロパガンダではありません。私自身が自分の“感情”を探 求している証です。リスナーの皆さんとも、このような経験や探求を共有できればと願っています。

私たちアーティストが、実は“感情の商人”であるという考えを受け入れるまで時間がかかりました。“感情”というものは 主観的なのです。数値化したり比較したりするのが難しいので科学的には語られませんが、“感情”は思考の始まりで、なくてはならない存在でもあるのです。“感情”は、脳が意識している以上の広いレンズで、身体全体に影響を及ぼすものです。

アートによって、私たちはその “感情” を知り、気づき、そこから学び、好き嫌いを知り、そこから “感情” を “行動” に 変えていけるのです。子どもは遊びを通して学び、大人はアートを通して遊びます。アートは “感情” を持つ空間を与えてくれますが、本を閉じたりギャラリーから出るように、オフスイッチもついています。アートは、楽しいことも辛いことも、 “感情” を経験する安全な場所です。 その “感情”は、私たちが切望するものであることもあれば、避けたいものでもありま す。

地球を救う唯一の希望は、私たちが地球に対して異なる “感情” を抱き始めることだと、私はますます確信しています。 生命の驚くべきありえなさに再び魅了され、すでに失ったものに後悔や辱めを感じ、私たちが直面している挑戦と不透明 な未来に爽快感を覚えるかもしれません。簡潔に言えば、私たちは自然、文明、そして未来への希望に、再び恋に落ちる必要があるのです」。

▽商品情報
ブライアン・イーノ『FOREVERANDEVERNOMORE』
2022年10月14日(金)発売

▽収録曲(デジタル配信楽曲)
1. Who Gives a Thought
2. We Let It In
3. Icarus or Blériot
4. Garden of Stars
5. Inclusion
6. There Were Bells
7. Sherry
8. I’m Hardly Me
9. These Small Noises
10. Making Gardens Out of Silence

ブライアン・イーノ(ヴォーカル、プロデュース)

■■■ 展覧会概要 ■■■

タイトル:BRIAN ENO AMBIENT KYOTO (ブライアン・イーノ ・アンビエント・キョウト)
会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター
住所:京都市下京区中居町七条通烏丸西入113
会期:2022年6月3日(金) ~ 9月3日(土)
チケット購入サイト: 
https://www.e-tix.jp/ambientkyoto/
*会期延長期間(2022.8.22-9.3)のチケットは、8月3日(水)正午12時より販売を開始します。

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