2015年間ベスト・アルバムにて弊社発売作品が続々と上位に!

—December.4.2015 18:24:53

年間ベスト
年末恒例の音楽媒体による年間ベストが続々と発表され、Traffic発売の作品も沢山ランクインしている。
各誌の順位をポイント化して総合順位をつけているサイトがあり、そこで弊社発売作品はトップ10に3作品がランクインしている。総合順位は以下の通り。また各誌毎のランキングもチェックできる。
まとめサイトはこちら。

総合ランキング
CB_J写 small
コートニー・バーネット『サムタイムス・アイ・シット・アンド・シンク、サムタイムス・アイ・ジャスト・シット』(TRCP-182): 2位
作品まとめはこちら。

I love you honeybear, fjm
ファーザー・ジョン・ミスティ『アイ・ラヴ・ユー・ハニーベア』(TRCP-186):4位
作品まとめはこちら。

SleaterKinney_NoCities_J写 small
スリーター・キニー『ノー・シティズ・トゥ・ラヴ』(TRCP-179):8位
作品まとめはこちら。

NO CD ジャケ写
ニュー・オーダー『ミュージック・コンプリート』(TRCP-200):17位
作品まとめはこちら。

またロウ、メッツ、アルカの作品もRough Trade等でのチャートにランクインしている。
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ロウ『ワンズ・アンド・シクシズ』(TRCP-187)

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メッツ『II』(TRCP-185)

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アルカ『ミュータント』(TRCP-190)
作品まとめはこちら。

久保憲司氏によるロック・エンサイクロペディアの年間ベストでは、ファーザー・ジョン・ミスティ作品が1位!コートニー・バーネットは3位を獲得している。詳細はこちらにて。



ニュー・オーダー X 石野卓球! 詳細決定!石野卓球がニュー・オーダーの新作『ミュージック・コンプリート』からのシングル「Tutti Frutti」をリミックス!

—December.2.2015 11:00:23

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10年ぶりのニュー・アルバム『ミュージック・コンプリート』を9月23日にリリースし、オリコンアルバム総合チャートにてバンド史上最高位の10位を記録、海外でも年末のアルバム・オブ・ザ・イヤーで軒並み上位にランクインするなど大成功を収めているニュー・オーダー。ニュー・アルバムからの2ndシングル「Tutti Frutti」の石野卓球によるリミックスが遂に完成した。

「Tutti Frutti – Takkyu Ishino Remix」は、MUTE品番が付けられ、デジタル配信で12月11日、アナログ(12インチ)は来年3月16日にリリースされる。デジタル配信、アナログ共に本日より予約が開始された。(購入リンクは以下にて)

また本リミックス音源は、ニュー・オーダーからの影響をテーマにした作品サイト「シンギュラリティ」(Singularity)にて、石野卓球セレクトの「インストゥルメンタル・トラック・ベスト10」と共に全世界に向けて公開されている。本サイトには、石野卓球と並んでロバート・スミス(ザ・キュアー)、ショーン・ライダー(ハッピー・マンデーズ)、アーヴィン・ウェルシュ(映画『トレインスポッティング』原作者)、ザ・ホラーズ、808 ステイト、ラ・ルー、インターポール、ホット・チップ等、錚々たるアーティストが作品を寄せている。

no singularity
「シンギュラリティ」サイトのリンクはこちら。

*「シンギュラリティ」の日本語の概要はこちら。

■シングル「Tutti Frutti」商品概要
《アナログ/12インチ》
NO Tutti Frutti_Takkyu Ishino Remix-01
・タイトル: Tutti Frutti
・発売日: 2016年3月16日(予定)
・品番: 12JMUTE542
・定価: 2,000円(税別)
・トラックリスト
A-1. Tutti Frutti (Extended Mix)
B-2. Tutti Frutti (Takkyu Ishino Remix)

アナログ購入リンク
[amazon] http://amzn.to/1PXhKrF
[タワーレコード] http://bit.ly/1RibvOu
[HMV] http://bit.ly/1HBN8t4
[disk union] http://bit.ly/1HBNbVP
[JET SET] http://bit.ly/1XDnjL2
[TECHNIQUE] http://bit.ly/1Pq2yDq

《デジタル》
tutti frutti sg
・タイトル: Tutti Frutti
・発売日: 2015年12月11日
・トラックリスト
1. Tutti Frutti (Single Version)
2. Tutti Frutti (12″Extended Mix 2)
3. Tutti Frutti (Hot Chip Remix)
4. Tutti Frutti (Tom Trago’s Crazy Days Remix)
5. Tutti Frutti (Richy Ahmed Remix)
6. Tutti Frutti (Hallo Halo Remix)
7. Tutti Frutti (Takkyu lshino Remix)

デジタル購入リンク
[iTunes] http://apple.co/1PXi3CJ
[mora (ハイレゾ)] http://bit.ly/1RiqzMe

■ニュー・アルバム商品概要
《通常盤CD》

NO CD ジャケ写
​・タイトル: ミュージック・コンプリート (Music Complete)
・発売日:2015年9月23日 (水) 日本先行発売 
・TRCP-200 / 2,300円(税抜)・ボーナス・トラック1曲収録・解説 / 歌詞対訳付

《Tシャツ付限定盤》
・タイトル:ミュージック・コンプリート:Tシャツ付限定盤
・発売日:9月23日
・定価:6,000円(税抜)

[ニュー・アルバムまとめサイト]こちらより。

[石野卓球]  
89年にピエール瀧らと”電気グルーヴ”を結成。95年には初のソロアルバム『DOVE LOVES DUB』をリリース、この頃から本格的にDJとしての活動もスタートする。98年には世界最大のテクノ・フェスティバル”Love Parade”でプレイし、99年からは日本最大の大型屋内レイヴ”WIRE”を主宰し、精力的に海外のDJ/アーティストを日本に紹介している。2010年には6年振りとなるオリジナルソロ作品『CRUISE』をリリースし、2012年7月にはWIRE COMPILATIONに提供した楽曲と未発表音源などをコンパイルした『WIRE TRAX 1999-2012』をリリース。そして現在、DJ/プロデューサー、リミキサーとして多彩な活動をおこなっている。
www.takkyuishino.com
https://twitter.com/TakkyuIshino
https://www.facebook.com/TakkyuIshino.Official/

[ニュー・アルバム購入リンク]

Traffic storeiTunes_Badge_JPassocbutt_gr_buy._V371070192_side_banner_02banner_hmv



ニュー・オーダーからの影響をテーマにした作品サイト「シンギュラリティ」。石野卓球によるリミックス、アーヴィン・ウェルシュの寄稿文などが公開!

—December.2.2015 10:00:11

no singularity
ニュー・オーダーに多大な影響を受けた世界中のアーティストたちが一堂に会した、「ニュー・オーダー」をテーマにした作品展サイト

「シンギュラリティ」(Singularity)と名付けられたこの作品展のサイトには、バンドから多大な影響を受けた多くのアーティストから作品が提供されることになっている。日本からは石野卓球が「Tutti Frutti」のリミックスをを提供しており、石野卓球と並んでロバート・スミス(ザ・キュアー)、ショーン・ライダー(ハッピー・マンデーズ)、アーヴィン・ウェルシュ(映画『トレインスポッティング』原作者)、ザ・ホラーズ、808 ステイト、ラ・ルー、インターポール、ホット・チップ等、錚々たるアーティストが作品を寄せている。

「Singularity」サイトのリンク先はこちら。

《石野卓球によるリミックス》
「Tutti Frutti – Takkyu Ishino Remix」は、MUTE品番が付けられ、デジタル配信で12月11日、アナログ(12インチ)は来年3月16日にリリースされる。石野卓球セレクトの「インストゥルメンタル・トラック・ベスト10」と共に全世界に向けて公開されている。

商品詳細はこちらにて。

《アーヴィン・ウェルシュ寄稿文》
アーヴィン・ウェルシュ

音楽について書くのは嫌いだ。ある曲ないしバンドが好きか好きじゃないかのどちらかしかない。ただ、なぜ好きなのか自分にもわからないからこそ、あるグループが自分の「時間軸」にどれだけ重要な存在かなどとどうでもいい個人的な戯言を並べ立ててしまう。なぜなら今の時代我々は異常なまでに自分の人生を語りたがる傾向にあるのだから。

ということで、書くとしよう。

私くらい年季の入ったニュー・オーダー・ファンともなると、類いに漏れずジョイ・ディヴィジョンの熱狂的ファンだったことが彼らと出会うきっかけだった。多くの人たちがそうであったように、私にとっても悩む必要のない継承だった。同じ才能に溢れた人たちが変わらず最高の音楽を作っていたことに加え、彼ら同様、私自身も悲運に見舞われた時期から立ち直り、もう少し明るい方向へと進もうとしていた時期でもあったからだ。(結果的にはその後も悲運は続くことにはなるのだが)

ニュー・オーダーほど成功したグループをイアン・カーティスとロブ・グレットン(*ジョイ・ディヴィジョンとニュー・オーダーのマネージャー)の悲劇で定義しようとするのは怠慢であり、非常に馬鹿げているとさえ言える。とりわけバンド・メンバーは全員、明らかに人生を謳歌しているのだから。ただ二人を失ったことは無視できないことでもあった。カーティスの死によって、バンドは無邪気にポスト・パンク・ミュージックを作っていたイギリス北西部の若者から、いきなり最も劇的で痛ましい形で世間の目に曝されながら成長を余儀なくされたのだ。

端からすると、有名な若者の死は往々にして想像を超える悲劇と実体のないロマンを引き起こす。特に後者はスター故の偶像化によってさらに増幅される。しかしながら、歳をとるにつれ、そこに潜む本当の恐怖は実は鬱病が如何に蔓延し、どれだけ破滅的になり得るかということなのだとわかる。イアンの場合、それに輪をかけててんかんの発症の恐怖も重なった。グループとして、若い仲間達は否応無く実存的問題と実務的課題に直面したのだ。「何が起きたんだ?」「我々はどうすればいいのだ?」「このまま続けるべきか?」まだ若いにも関わらず、彼ら全員、素晴らしい礼儀正しさと品格でもってそれと向き合った。

荒涼としたサウンドから少し離れることでニュー・オーダーはジョイ・ディヴィジョンの功績を踏み台にする欲求から脱却した。ファクトリー・レコードを象徴するミニマルなアートワークをあしらったバンドのデビュー作『ムーヴメント』を前身バンドのファン達はある種の不安を抱きながら待ち望んだ。恥ずかしながら、私は当時アルバムを聞かずに否定したのを記憶している。単に、仲の良かった友人が自分よりも先にアルバムを手に入れた、という理由だけで。傲慢な若い無骨者がすることに他ならない。そこで一緒に称賛してしまっていたら、『トレインスポッティング』のレントンとシック・ボーイの友情を描くヒントとなった友人との「負けてたまるか」という関係性を軟化させてしまったことだろう。だから私は『権力の美学』が出るまで待ち、ようやくその友人に「このアルバムでバンドはいよいよ自分たちの本領を発揮した」と言うことができたのだ。『権力の美学』は私にとって今でも生涯最も好きなアルバムの一枚だ。

そんなわけでニュー・オーダーは私の人生を彩る音楽を提供してくれた欠かせない存在となった。ニュー・オーダーの最重要時期を抜き出すのは難しい。あまりに長期に渡り活躍している為、彼らを80年代、或は90年代ひいては21世紀といった特定の時代を象徴するバンドとして見られないのだ。一人一人は非常に真っ直ぐで親しみを感じるメンバー達だが、ニュー・オーダーという集合体になると、不思議な神秘性が生まれ、音楽にはある種の謎めいた感覚が消えることなく常に浸透している。アップビートな曲でも常に不穏さが底に流れ、一方で暗めの曲は必ず破壊的な喜びを抱き合わせている。

また、アルバム楽曲の強さがことをさらに複雑にしている。大衆ウケするポップなヒット曲を輩出するバンドとして知られているものの、コア・ファンはシングルになっていない曲だけで『裏ベスト盤』を作るのは容易いものだと言うだろう。「ユア・サイレント・フェイス」はおそらく私が最も好きなニュー・オーダーの曲で、ダンスとロックンロールを融合させた神髄のような曲だ。催眠的でありながらメランコリックで、不穏でありながら高揚感もある。嘗て『トレインスポッティング』のサントラの収録曲について話し合った際、みんなそれぞれお気に入りのアーティストがいた中、唯一全員意見が一致したのがニュー・オーダーの曲は何があっても絶対に外せないということだった。当然、言うまでもなく、具体的にどの曲にするか決める段階になると意見が一致するにはほど遠かった。

このようにニュー・オーダーのサウンドは非常に多彩でありながら、紛れも無く彼らにしか出せない音なのである。それは印象的なメロディーと脈打つ怒れるベースラインの見事なぶつかり合いに負うところが大きい。最も興味深いのは、彼らがポップ・ソングにおける伝統的構造をなぞることなくやってきたことである。彼らのヒット曲の多くはバース〜サビ〜バースという典型を逸脱し、「エイジ・オブ・コンセント」や「ラン」に至ってはむしろクラシックの楽曲のような展開を見せる。

私のような熱狂的ファンにとって、ピーター・フックの脱退は敬愛する友人夫婦の泥沼離婚を見ているようだった。しかし、離婚がそうであるように、こういった離縁は関係している人たちにしかわからないことである。この件に関して、これまでそして今後どのような発言がなされようと、人と人の心が離れてしまうことが時にはあるという、これは悲しい現実なのだ。だからそっとして、ファンとして楽しめるアーティストが2組いることを喜ぶのが最善だろう。

その後もニュー・オーダーは生き残り、成長し続けた。それは何よりも彼らの天性の共演力の賜物だろう。バンドのメンバーは常にサイド・プロジェクトに対し積極的な姿勢を見せ、様々なアーティストと仕事をすることで成長を遂げた。数年前にダブリンで見たバッド・ルーテナントの素晴らしいライヴが心に残っていただけに、トム・チャップマンがニュー・オーダーに参加したことは驚くことではなかった。メンバー達は今も変わらず実におおらかで、無駄口を叩くことなく、マンチェスター人ならではの茶目っ気たっぷりのウィットに富み、見たところこれまで直面してきた数々の苦難にも動じていないようだ。

これまで偉大な功績を残し、今となってはそれをさらに新しい作品で増やすこともライヴで披露することも、自分たちの思うようにすればいい。ニュー・オーダーのライヴに行くことは、過去数十年の英国カルチャーの歴史を見ているかのようであり、同時にこれまで彼らがどれだけ多くののヒット曲と素晴らしい楽曲を生み出してきたかということに驚かされる。私はニュー・オーダーの音楽と共に踊り、どんちゃん騒ぎをし、女性を口説き、負けては勝ち、求婚し、結婚もした。彼らの元レーベル社長の偉大なトニー・ウィルソンにかわいがられ、バンドとも親交を深めることができた。

本音を言えば、こんなものは書きたくなかった。なぜなら本当に伝えたいこととかけ離れてしまうからだ。言いたいことはつまり、私はとにかくニュー・オーダーが好きでたまらない、ということだ。

訳:伴野由里子

《ショーン・ライダー(ハッピー・マンデーズ)コメント》
ショーン・ライダー
「80年代初頭において、自分が参加したいと思うバンドがたった一つだけ存在した。彼らは僕にとっては、世界で一番クールなバンドで、世界で一番クールなレーベルからリリースし、世界で一番クールな音楽を作ってたんだよ、それにこの地球上で一番クールなクラブのオーナーでもあったしね。〜その彼らこそ、ニュー・オーダーさ。ヒーローなんかどこにもいない時代に、僕には彼らがいて、僕をがっかりさせるようなことは一度もなかった。バーナードは素晴らしくて、フッキーはうざくて、スティーヴンとジリアンはとてもいい奴らだった。何人かの友人を介して、ようやく僕らのバンドは幾つかのライヴで彼らのオープニングをやることになって、それからツアーも一緒にしたりしたんだ。それが僕らにとってのファースト・ツアー。僕は彼らに一度もありがとうなんて言ってないし、直接彼らに対して、彼らがいかにすごいかなんて一度も言ったことがないし、今更そんなこと言えないよね!追伸、”Confusion”と”Blue Monday”は今でも僕のオールタイムベストな12″さ。その二曲を聞くと素晴らしい思い出がいろいろ蘇ってくるんだ」

《「Singularity」作品一覧》
・ホット・チップ:2nd シングル「Tutti Frutti : Hot Chip Remix」提供。

・ロバート・スミス(ザ・キュアー):長年彼に影響を与え続けてきたニュー・オーダーのプレイリスト。

・ファクトリー・フロア:最初にニュー・オーダーにコンタクトをとったのは、スティーヴン・モリス宛ての一通の手紙からだった。その手紙が届いて以来、双方のバンドは幾つかのリミックス・プロジェクトでコラボレートしてきたが、今回は、スティーヴンとのあるセッションの一部を改めて作品化し、合わせて彼らがいかにニュー・オーダーに影響を受けてきたのかを語っている。

・ウィル・ブルーム:イラストレーターである彼は、マーク・ジェイコブスとのコラボレーション・ワークが非常に有名だが、またGucci, Missoni, Topshopや、イギリスの伝統的な陶磁器メーカー、ウェッジウッドのデザインと多岐にわたる。今回彼は「ブルー・マンデー」の伝説のアートワークからインスパイアを受け、作品を提供した。

・アルジェ:2015年にデビュー・アルバムを発売した彼らは、エッセイを提供。

「Tutti Frutti」2曲入りシングル購入リンク。(シングル・エディットとホット・チップ・リミックス収録)
[iTunes]

《新作詳細まとめサイト》
NO CD ジャケ写