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[ MUTE CAMPAIGN 2014 ] 今年度最重要新人アルカの衝撃のデビュー作発売と同時に、所属レーベルのMUTEキャンペーン開催!

—October.23.2014 18:12:22

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MUTE CAMPAIGN 2014!!!

期間中、キャンペーン開催店舗にて対象商品を買うと、先着でMute特製グッズがもらえる!
<チャンス1> 1枚購入で…Mute特製 2015ポスター・カレンダー(A2サイズ)
TRCP178-3点セット

<チャンス2> 2枚同時購入で…Muteスペシャル・サンプラーCD(全対象商品の代表曲収録)
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■キャンペーン期間 2014年10月28日(火)~2014年11月30日(日)

■参加店舗一覧
TOWER RECORDS
(札幌ピヴォ、仙台パルコ、渋谷、池袋、新宿、秋葉原、横浜ビブレ、名古屋パルコ、名古屋近鉄パッセ、
梅田大阪丸ビル、難波、梅田NU茶屋町、神戸、京都、広島、TOWERオンライン)
HMV(渋谷、オンライン)
DISK UNION
(WEB通販、渋谷CLUB MUSIC SHOP、新宿CLUB MUSIC SHOP、下北沢CLUB MUSIC SHOP、お茶の水駅前、新宿本館、渋谷中古センター、池袋、吉祥寺、立川、町田、中野、柏、北浦和)

■対象商品:
Arca 『Xen』 (TRCP-178)
ビョーク、カニエ・ウェスト、FKAツイッグスのプロデュースと、今年最重要新人アーティストのデビュー作。
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Zola Jesus 『Taiga』 (TRCP-172)
黒澤映画よりインスパイアを受けた作品。
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Erasure 『The Violet Flame』(通常盤) (TRCP-171)
新たなパートナーとの愛の讃美歌!エレポップの王様の完全復活作!
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Plastikman 『EX』 (TRCP-168)
帝王の音は高音質で。帝王と巨匠の時代を超えた共演!
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Cabaret Voltaire 『#7885』 (Electropunk to Technopop 1978-1985)』 (TRCP-167)
インダストリアル・サウンドのオリジネーターのベスト盤!
Cabaret Voltaire ベスト盤 J写_large

Ben Frost 『A U R O R A』 (TRCP-162)
エレクトロ・ノイズの鬼才。
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Swans 『To Be Kind』
通常盤(2CD)(TRCP-156~157)/ スペシャル・エディション(2CD+DVD)(TRCP-158~160)
キャリア最高傑作と各メディア大絶賛、今年のアルバム・オヴ・ザ・イヤーのトップランナー。
来年1月に来日公演も。
Swans J写 small

Liars 『Mess』 (TRCP-151)
現代エクスペリメンタル・ロック・アルバムの金字塔!でもなんか変態チックなんです。
Liars_Mess_J写 large
 

 ミュートは偉大なレーベルのひとつだが、その偉業はポップと実験の両立のなかでなしえたもので、ことエレクトロニック・ミュージックの発展においてはもっとも重要な役割を果たしている。つい先日、エレクトロニクスを取りれた先駆的なロック・バンドの代表格、ニュー・オーダーとの契約が巷を騒がせたばかりだ。80年代はライバル・レーベルだったファクトリーの看板バンドが、まさか将来ミュートの一員になるとは思いもしなかったので、かなり驚いたニュースだったが、考えてみれば実におさまりの良いオチだったとも言える。いまやミュートには、ニュー・オーダー、キャバレ・ヴォルテール、DAFもアインシュツルツェンデ・ノイバウテンも、元TGのコージー・ファニ・トゥッティとクリス・カーターもいる。そして天才ヴィンス・クラークの古株のイレイジャーもいる。ポストパンク世代の電子音楽に関して言えば、優勝経験国代表チームのレギュラー・クラスが揃っているプレミア・リーグのビッグクラブなみの夢の布陣だ。2014年はNYノーウェイヴ・バンドの極北、大御所スワンズとの契約も話題となっているし、テクノ世代における最高のミニマリスト、プラスティックマンの新作『EX』も記憶に新しい。
 新しい世代の若い才能への目配せも忘れていない。本国では国民的な存在のゴールドフラップ、ブルックリンのジャンク・ロックの気鋭ライアーズ……そして、つい先日は、(カニエ・ウェストやFKA Twigsのアルバムで活躍している)新世代の恐るべき子供、アルカとの契約を果たしたばかりで、ミュートからリリースされる彼のデビュー・アルバムは、すでに今年のベスト・アルバムだともっぱらの評判である。1978年に創設されたインディペンデント・レーベルが、いまだに刺激的で、いまだに冒険的で、そして相変わらずポップであるということは、偉業というよりも、もはや奇跡といったほうが適切かもしれないが、しかし、それこそがミュートというレーベルなのだ。
野田努(ele-king)